腰痛を知る

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。
今回は主要な腰痛の解説をして、そのあと対処法を紹介していきます。
主な腰痛の種類
- 椎間関節性腰痛
不意の動作によって腰椎周辺に炎症が起こる - 筋筋膜性腰痛
酷使と筋力低下が主原因。いわゆる肉離れ症状 - 椎間板性腰痛
30代以降は要注意。前屈姿勢での痛みが特徴 - 仙腸関節性腰痛
痛むのは腰ではなくお尻。女性に多い腰痛
※今回はこれを解説します
概要
仙腸関節性腰痛とは
仙腸関節性腰痛(せんちょうかんせつせいようつう)とは、仙腸関節と呼ばれる骨盤の関節に由来する腰痛のことです。
仙腸関節は、背骨の最下部にある「仙骨」と、骨盤の一部である「腸骨」をつなぐ関節で、体の重さを支えたり、歩行や姿勢の安定に関わったりしています。
原因
仙腸関節に過度な負担やねじれが加わることで、関節やその周囲の靭帯・筋肉に炎症や微細な損傷が起こり、痛みが生じます。
主な原因は次の通りです。
・長時間の立ち仕事や座位姿勢
・出産による骨盤のゆるみ
・スポーツや転倒による衝撃
・片足重心や姿勢の歪み
・加齢による関節の変性
症状
・腰の片側に痛みが出ることが多い
・お尻の奥や太ももの後ろに痛みが放散する
・長時間立つ・座る・歩くと痛みが増す
・寝返りや片足立ちで痛みが強くなる
・腰を反らすよりも、体をひねる動作で痛みが出やすい
診断
仙腸関節性腰痛は、画像検査(X線やMRI)では異常が見つかりにくいことが多く、理学的検査(徒手検査)が重要です。
代表的な検査には以下があります。
・Patrickテスト(FABERテスト)
・Gaenslenテスト
・仙腸関節圧迫・牽引テスト
また、診断を確定するために、仙腸関節に局所麻酔を注射して痛みが軽減するかを確認する方法もあります。
治療
保存療法(多くの場合これで改善)
・安静と姿勢の改善
・骨盤ベルトによる関節の安定化
・ストレッチや体幹筋トレーニング
・温熱療法や理学療法
・消炎鎮痛薬の使用
注射療法
・仙腸関節ブロック注射で炎症や痛みを抑える
手術療法(まれ)
・保存療法で改善しない重度のケースで、仙腸関節固定術が検討されることもあります
予防とセルフケア
・正しい姿勢を保つ
・長時間同じ姿勢を避ける
・骨盤周囲の筋肉(特に中殿筋・腹横筋)を鍛える
・体の左右バランスを意識する
仙腸関節性腰痛は、一般的な「腰椎由来の腰痛」とは異なり、骨盤の関節の不安定さや炎症が主な原因です。
適切な診断とリハビリで改善が期待できるため、早めの対応が大切です。
