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ジャンパー膝解説

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。

今回は前回に続きスポーツ障害の解説をして行きます。

目次

〜概要〜

ジャンパー膝は、膝蓋骨からすねの骨(脛骨)に伸びる膝蓋腱におこるケガのことを言います。
この膝蓋腱は太ももの前面と連動して、膝を伸ばす動きをします。
この働きによってボールを蹴る、走る、跳ぶ(ジャンプ)することができます。
ジャンパー膝は膝蓋腱炎(膝蓋靭帯炎)とも呼ばれ、ジャンプを頻繁に行うスポーツ選手によく起こる怪我です。
これらのスポーツでよく見られるだけで、ジャンプを伴うスポーツ出なくても起こります。

〜メカニズム〜

ジャンパー膝は、膝蓋腱に繰り返しかかるストレスによって起こるオーバーユース(使いすぎ)傷害の一つです。
このストレスによって腱には小さな裂け目ができ、体はそれを修復しようとします。
何度も裂け目が増えるほど、炎症に伴う痛みが出て、腱も弱くなっていきます。

〜原因〜

□身体活動

ランニングやジャンプはジャンパー膝に最も関係しています。
運動の強度および頻度の急激な増加は、膝蓋腱に加わるストレスも増加します。
ランニングシューズの変更なども要因の一つです。

□柔軟性

太ももの前部の大腿四頭筋、後部のハムストリングスが固いと、膝蓋腱にかかるストレスも上がってしまいます。

□筋肉バランス

脚の筋肉のバランスが悪く、一部の筋肉が他の筋肉よりも強いといったことがあると、その強い筋肉によって膝蓋腱がより強く引っ張られます。バランスの取れていない筋肉による引っ張りは腱に炎症をもたらす原因になります。

〜症状〜

・痛みと張り
・腫れ
・可動域低下
・日常生活動作の低下

〜分類〜

ジャンパー膝はBlazina分類で以下のように分類します。

・大腿四頭筋の膝蓋骨付着部
・膝蓋腱の膝蓋骨付着部(※最も多い)
・膝蓋腱の脛骨粗面付着部

または痛みの程度によって、3つのレベルに分類されます。

・ステージ1:運動後に痛みが出現するレベル
・ステージ2:運動中にも痛みが認められるレベル
・ステージ3:運動パフォーマンスに影響を及ぼすほどの痛みがあるレベル

〜治療〜

ステージ1・・・競技を継続しながら治療を行う
ステージ2・・・一定の運動量の制限
ステージ3・・・運動制限が必要

競技復帰までの期間は重症度、スポーツ種目によって大きく異なり、痛みの消失・軽減により徐々に競技復帰していきます。

〜予防〜

ウォーミングアップ
太ももののストレッチ
運動後も同様のストレッチ・アイシング
症状が改善した後も継続するようにしましょう。

〜診断〜

レントゲン
MRI
エコー

以上がジャンパー膝の解説です。
競技レベルによってかなり症状が変わります。
ですが普段からストレッチを欠かさずやることで無駄な治療期間などを避けれるので症状がなくても予防をする事をお勧めします。

権田 誠士
院長 / 柔道整復師
日本柔道整復専門学校就学中に三茶駅前接骨院/BOA鍼灸整骨院/医療法人未知会 宮崎整形外科にて経験を積む。
卒業後は某チェーン店で3年修行を積み2021年7月に江古田・小竹向原に「ごんだ整骨院」を開業。
「自身も含め生涯健康」をコンセプトに掲げており整骨院としては珍しく運動スペースを併設している。
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