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浮腫の解説

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。

今回は浮腫の解説をしていきます。

目次

概要

むくみというのは、何らかの原因によって、皮膚ないし皮膚の下に水分が溜まった状態です。血液中の水分が血管の外に異常に浸み出した状態で、少し専門的な言葉では「浮腫(ふしゅ)」ともいいます。

むくみのタイプ

起こる原因によって、腫れ、むくみのタイプが異なります。
医学的には、腫れ、むくみは、起こる場所によって大きく2つのタイプに分けられます。

さらに、腫れ、むくみの性質によっても2つのタイプに分けられます。

例えば、夕方になって、「足がパンパンにむくんでいるわ!」というときは、おそらく両足が同じようにむくんでいる「両側性(全身性)」のむくみでしょう。
そして、向こうずねを指で数秒間押すと、押した跡(圧痕)がついてなかなか消えない「圧痕性」のむくみでしょう。
また、靴下の跡がくっきり…というむくみの場合も「圧痕性」といえるでしょう。

腫れ、むくみのチェックポイント

①腫れやむくみは、どこに起きますか?
②腫れやむくみは、全身性(両手や両足)ですか、または局在性(片手や片足、部分的)ですか?
③指で強く押したとき、へこんでもすぐに元に戻りますか?
④いつ、腫れやむくみが出ますか(朝ですか、夕方ですか)? 消えるタイミングは?
⑤腫れやむくみが、よく出るきっかけはありますか?

腫れやむくみは健康な人でも起こります。
加齢でも生じますし、妊娠中にも一般的にみられる現象です。
健康な人では、水分と塩分の摂取を控えめにし、からだを冷やさないようにするといった対策をとれば、ある程度むくみを予防することができるでしょう。
女性では足のむくみで悩んでいる方が多いかもしれません。

では、どんなむくみに注意したらよいのでしょう?

Screenshot

1. 全身性で、指で押すとへこんでしばらく元に戻らないむくみの代表例

全身性のむくみを起こす、代表的な病気に、心臓、肝臓や腎臓の病気があります。
指で押した跡がくっきりと残っているのが分かるでしょう。
むくみだけでなく、呼吸が苦しい、息切れ、動悸、胸痛、尿の出が悪い、疲れやすいといった症状があるときは、かかりつけ医やお近くの医療機関を受診してご相談ください。

2. 全身性で、指で押しても跡が残らないようなむくみの代表例

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの産生・分泌が低下し、寒がりになる、皮膚の乾燥、汗をかきにくくなる、便秘、むくみ、体重増加、眠たくなるなどの症状をきたす病気です。

粘液水腫(ねんえきすいしゅ)といわれる、指で押しても跡が残らないようなむくみが起こるのも特徴です。

3. 局在性で、指で押すとへこんでしばらく元に戻らないむくみの代表例

足のむくみでも、飛行機に長時間乗った後などに急に片方の足がむくんだ場合は、要注意です。
深部静脈血栓症、いわゆるエコノミークラス症候群の可能性があります。
同じ姿勢でじっとしていて、水分が不足していると、血液の流れが悪くなり、静脈の中に血のかたまり(血栓)ができてしまい、血管がふさがれてしまうのです。
血栓がつまったほうの足だけがむくむことになります。
こんなときは、すぐに医療機関を受診してください。

4. 局在性で、指で押しても跡が残らないようなむくみの代表例

じんま疹は、皮膚の一部が急に赤くなり、蚊に刺されたときのようなぷっくりとした境界明瞭な皮膚のふくらみ(むくみ)が急にあらわれる病気です。
アレルギー性のじんま疹は、食べ物、薬、植物(天然ゴム製品を含む)、昆虫の毒素などを原因として、数分から数時間以内に起こります。
じんま疹とよく似た症状を示すものに、血管性浮腫※があります。
血管性浮腫は、急に皮膚が腫れたりむくんだりして数日で消えることが特徴です。
皮膚のどこにでも生じますが、特にまぶたやくちびるに多くみられます。
皮膚以外に口の中や舌、のど、消化管などにも起こることがあります。
消化管が腫れると、お腹が痛くなったり吐き気が生じたりすることもあります。
また、のどが腫れると息がしづらくなり、窒息するおそれがあるので危険です。
顔面やくちびる周囲が腫れたときは、顔に続いてのどが腫れることがあるので、救急外来を受診してください。
血管性浮腫は色々な原因から起こりますが、その1つに遺伝性の珍しい病気があります。
急に手足や顔が腫れたりむくんだりして数日で消える、その腫れやむくみにはかゆみはない、2、3日原因不明の腹痛が続いたりする、といった症状をくり返す場合、特に同様の症状がご家族・ご親戚の方にもみられる場合は、「腫れ・むくみをくり返す体質」かもしれません。

腫れ、むくみが原因の腹痛

腹痛は、日常よく経験する症状です。
夏の暑いときに冷たい物を飲み過ぎたり、食べ過ぎたりすると、お腹が痛くなるときがあります。
便秘や生理による腹痛に悩まれている女性もいるでしょう。
会議で大勢の前で発表しなくてはならないときや、大事な試験の前には、ストレスでお腹が痛くなることもあるでしょう。
また、虫垂炎のように緊急の手術を要する病気もあります。

このほか、とても珍しいのですが、皮膚の腫れやむくみと同じ原因で起こる腹痛があります。
「腫れ・むくみをくり返す体質」の方は、お腹の中で消化管(胃、小腸、大腸など)が腫れて、突然、激しい腹痛が起こることがあります。この腹痛は2、3日続くことがあります。

皮膚の腫れ、むくみを起こしたことがある方で、くり返す原因不明の腹痛も経験したことがあるときは、「腫れ・むくみをくり返す体質」が原因かもしれません。

引用:https://www.harefukutsuu-hae.jp/knowledge/

これが全てでは無いですが、普段と違うむくみなどがありましたら専門機関へ受診してみてください。

権田 誠士
院長 / 柔道整復師
日本柔道整復専門学校就学中に三茶駅前接骨院/BOA鍼灸整骨院/医療法人未知会 宮崎整形外科にて経験を積む。
卒業後は某チェーン店で3年修行を積み2021年7月に江古田・小竹向原に「ごんだ整骨院」を開業。
「自身も含め生涯健康」をコンセプトに掲げており整骨院としては珍しく運動スペースを併設している。
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