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季節の変わり目で身体に不調がでる理由

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。

今回は何故季節の変わり目は身体に不調が出易いのかを解説して行きます。

目次

季節の変わり目とは

「季節の変わり目」とは、寒暖差が大きい時期のことで日ごとの寒暖差だけでなく、1日のなかでも明け方と日中の気温の差が大きく、体に負担がかかりやすくなります。

ただ、1日の寒暖差がそれほど大きくない夏や冬であっても、空調の効いた部屋とそうでない別の部屋や屋外などとの温度の落差が大きくなりがちです。
そのため、男性も女性も季節にかかわりなく、体に負担が生じてしまうこともあります。

身体に不調が出る理由

天候や気圧などの自然環境の変化

春〜夏
・梅雨の湿度上昇
・不安定な気圧
・日照時間の延長

夏〜秋
・台風の影響による気圧変動
・急な気圧低下

秋〜冬
・空気の乾燥
・日照時間の短縮

天気や気温・湿度の変化や気圧の変動は、人の体に動悸や息苦しさなどをもたらしたりして、ストレスとして直接的に影響を与えます。
植物や昆虫などの成長や繁殖を介して、人の健康に影響を与えることもあります。
例えば、春の花粉症、夏から秋にかけて増えるダニやその死骸によるアレルギー症状などです。

季節の変わり目の不調には、自律神経のバランスが乱れてしまうことの影響が大きいと考えられています。

自律神経とは、自分の意思とは関係なく、心臓や内臓器官などの体の諸機能を最適な状態に保つために無意識のうちに働いています。
日中や活動時は交感神経が優位になり、夜間や安静時は副交感神経が優位になります。
季節の変わり目には、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなって、不快な症状が現れやすくなると考えられます。
その結果、免疫力が低下し、体調を崩してしまったり、風邪をひきやすくなったりするため、注意が必要です。

不調による症状(体と心)

体の不調

頭痛、肩こり、関節痛、めまい、倦怠感、不眠、肌荒れ、鼻づまり…

体の「季節病」
・日本人の4割近くが罹患しているともいわれる花粉症。
・気管支喘息は季節の変わり目に症状が悪化しやすい
・脳卒中は冬に多い
・冬季のインフルエンザ
・夏季の熱中症や食中毒

花粉症に似ていて鼻づまりや鼻水が出る「血管運動性鼻炎(寒暖差アレルギー)」という病気もあり、これは気温の急変による影響が大きい病気です。
花粉症との違いとして、春に限らず寒暖差の大きい季節の変わり目に症状が強くなり、また目のかゆみは生じません。

心(メンタル)の不調

イライラしやすい、やる気が出ない、うつ状態…

心の「季節病」
「季節性うつ」という病気があります。
冬になると抑うつ症状が現れ、春になると改善するため、「冬季うつ」と呼ばれることもあります。
その一因として、日照時間が少なくなり、紫外線を受けてビタミンDから皮膚で変換されできあがる活性型ビタミンDの量が不足することも関係していると考えられています。

症状は一般的なうつ病と基本的に同じですが、食欲がかえって増進し、特に炭水化物を多く食べたくなったり、過眠傾向がよく現れたりすることがわかっています。
なお、患者さんは少ないものの、夏の季節性うつもあります。
参考:https://alinamin-kenko.jp/navi/

症状緩和の対処法

・バランスのいい食事特にビタミンB群神経の働きに重要な役割を担っています。
・適切な睡眠時間
・朝の太陽。活性化ビタミンDが体内で産生されます。骨の成長や免疫機能、うつ状態への作用が期待されていたり睡眠の質の改善作用があったりすることが報告されています。
・適度な運動習慣。軽く汗をかくくらいの運動
・呼吸法。起床時は胸式呼吸→交感神経優位。就寝時は腹式呼吸→副交感神経優位
・寒暖差を小さくする。気温に合わせて服装を変える
・湯船に浸かる。副交感神経が優位になりリラックス効果が期待出来る
・耳の周りのマッサージ

耳の周りのマッサージ

以上の事を意識していただければ季節の変わり目での症状を緩和する事が出来ると思います。

権田 誠士
院長 / 柔道整復師
日本柔道整復専門学校就学中に三茶駅前接骨院/BOA鍼灸整骨院/医療法人未知会 宮崎整形外科にて経験を積む。
卒業後は某チェーン店で3年修行を積み2021年7月に江古田・小竹向原に「ごんだ整骨院」を開業。
「自身も含め生涯健康」をコンセプトに掲げており整骨院としては珍しく運動スペースを併設している。
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