デルマトーム(皮膚分節)とは?

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。
今回は医療人なら知ってて当然なデルマトームを分かりやすく解説していきます。
目次
概要
デルマトームとは日本語で皮膚分節と言う意味で、皮膚の場所によって支配されている神経が異なっており、神経の地図みたいなものです。

デルマトームをもう少し理解したい方は脊髄神経も覚えましょう。
脊髄神経とは脊椎の椎間孔から1対ずつ出ています。
頚神経(8対)胸神経(12対)腰神経(5対)仙骨神経(5対)尾骨神経(1対)
デルマトーム図ではそれぞれの頭文字を取って表示されています。
頚神経(cervical nerve)=C、胸神経(thoracic nerve)ソラシック=T、腰神経(lumbar nerve)=L、仙骨神経(sacral nerve)セイクラル=S、尾骨神経(coccygeal nerve)コクスィジアル=Co
C1〜C8(第1頚神経〜第8頚神経)
T1〜T12(第1胸神経〜第12胸神経)
L1〜L5(第1腰神経〜第5腰神経)
S1〜S5(第1仙骨神経〜第5仙骨神経)
デルマトームの活用法
デルマトームは、脊髄神経が支配する皮膚感覚の領域のことなので、実際に痛みや痺れが生じている部位から、どの脊髄神経が障害されているのかを知ることができます。
例えばC8の神経が障害されればその領域で感覚障害が出ると言う事です。
一般的には聞き馴染みのない言葉ですが意外と聞いてみると覚えてない人も居ると思うのでどこの神経が障害されてるか聞いてみると面白いかも知れないですね。