柔道でよくある怪我について

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。
本日は柔道で良くある怪我を紹介します。

柔道は立技、寝技を中心としたコンタクトスポーツです。
良くある怪我としては1.足首の捻挫、2.肩の脱臼、3.膝の靭帯・半月板損傷、4.肘の捻挫、5.脳しんとうです。

1.足首の捻挫
足首が内側に入る内返し捻挫、足首が外側に入る外返し捻挫があります。
内側捻挫では前距腓靭帯→踵腓靭帯→後距腓靭帯の順番で損傷するのが通説です。
外返し捻挫では三角靭帯と言う靭帯が損傷します。外返し捻挫ではしばしば骨折を合併する事があります。
靭帯損傷とは1度、2度、3度と損傷レベルが存在します。最低でも6週〜8週程は競技復帰まで時間を要する事が有ります。適切な処置をお勧めします。


2.肩の脱臼
柔道では、投げられた拍子に手を着いたりする事により肩が槓桿支点となり脱臼する事が多々あります。良くあるのは肩の前方脱臼です。脱臼とは関節を包む関節包を突き破り関節を逸脱した状態のことを言います。保存療法では12週目安、手術療法でも12週目安です。保存も手術も損傷度合によりますのであくまでも目安になっています。


3.膝の靭帯・半月板損傷
柔道では身体を回転したりする技があったり、不自然な姿勢で相手の技を耐えたりする事が多く膝に通常では考えられない程の衝撃が加わる事があります。
前十字靭帯、後十字靭帯、内外側側副靭帯半月板と損傷すると歩行に影響する物ばかりです。特に前十字靭帯の損傷はスポーツを継続するのであれば手術をお勧めします。


4.肘の捻挫
柔道では高校生から寝技で関節技が使用解禁となります。有名な技名だと、腕ひしぎ十字固めがあります。覚えたてなどで勢い良くやる事で相手の肘の靭帯を痛める事が多いです。


5.脳しんとう
柔道での脳しんとうで多いのは受け身が上手く取れず、後頭部を畳にぶつけて脳しんとうが起こることがあります。
脳しんとうはセカンドインパクトと言う現象があり。脳しんとうが完全に治る前に再度脳しんとうが起こる事で発生し、死亡率も30%〜50%と非常に高いです。

ここまで大まかに平たく怪我を解説しました。柔道にだけフォーカスしてお話ししますと、完全に受け身が出来る状態になったら本格的な稽古に参加するなど指導者が判断する事が非常に大切になります。
またしっかりと準備体操、柔軟体操をやる事で怪我の予防に繋がります。

当院ではこの様な怪我をした場合に対応する為にエコー、超音波、マイクロカレントなど怪我の治療に特化した設備を整えていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい。