スケットボールで多く見られる怪我について

こんにちは、ごんだ整骨院のごんだです。
本日はバスケットボールで多く見られる怪我を紹介致します。

障害内容としては筋腱損傷が最も多く、次いで靱帯損傷・捻挫です。
小学生では足関節。
高校生以上になると頭・顔のケガが最も多い。
膝のケガは高校生以上で靱帯損傷などの重篤な外傷が多い傾向でした。


1.膝の怪我

前十字靱帯損傷
バスケットボールで踏み込んだ瞬間に膝を捻り受傷することが多い。その際に膝が腫れ、関節内に血液が溜まっていると前十字靱帯損傷である可能性が高い。診断は理学的所見から可能であるがMRIも有効である。治療は手術をして靱帯を再建することが必要です。しかし靱帯が切れた状態であっても通常日常生活は問題なく行えるため、スポーツ活動を行わない場合は保存的治療を選択することもある。

半月板損傷
半月板は主に荷重の分散の役割をしている。診断にはMRIが最も有効で、半月板は組織の血流が乏しく、手術で切除になることも多い。血流のある部分では縫合処置を行う。

離断性骨軟骨炎
関節内の軟骨下骨が剥離するもの。10代の男子に多い。スポーツで関節面にかかる剪断力が原因と考えられている。初期のものでは安静のみで改善するが病巣が遊離してきた場合は手術が必要になる。通常は遊離体を固定することで治癒するが、欠損がある場合は骨軟骨移植等が必要になることもある。

2.足首の怪我

足関節靱帯損傷(捻挫)
バスケットボールでは最も頻回に遭遇するケガです。軽度のものであれば自然治癒するので問題はないが、重度のものを放置したり、繰り返して損傷したりすると、関節の不安定性が残存し軟骨損傷などの2次損傷を引き起こすので注意が必要。初期治療としてはRICE(Rest: 安静、Icing: 冷却、Compression: 圧迫、Elevation: 挙上)を行う。

アキレス腱断裂
腓腹筋が収縮している状態で足関節を急激に背屈することによって生じる。アキレス腱断裂に対しては保存的治療でも治療は可能であるが、再断裂のリスクを考え、スポーツ選手には手術治療を行うことが多い。

3.頭・顔の怪我

顔面骨の骨折
ボールを手で扱い、身長より高いゴールに入れるという競技特性上、頭部・顔面の衝突は多い。鼻骨骨折や頬骨骨折などを起こすことがある。

脳震盪
アメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツと比べ頻度は少ないが、相手との衝突や転倒によって床へ頭を打ちつけることにより生じる事がある。

疲労骨折
一度では骨折に至らない程度の力が、主にスポーツによって繰り返し加わることにより発生する骨折で、バスケットボールでは下肢に発生することが多い。通常は安静のみで治療可能であるが、脛骨の跳躍型疲労骨折と第5中足骨疲労骨折(ジョーンズ骨折)に対しては、保存的治療に難渋することがあり手術治療を考慮する。足舟状骨疲労骨折は診断・治療ともに苦慮することがあり注意が必要。

 

怪我の予防は常に身体を柔らかくしておく必要があります。また怪我をするタイミングは長いプレーが続き体力が低下した中で無理やりプレーをする事により発生をするパターンが多くあります。体力をつけるのは勿論ですが、自分の体力を把握しておくのも十分怪我の予防に繋がると思います。

当院に興味がありましたらお気軽にお越しください。